スピッツ アルバム『空の飛び方』
リリース
1994年9月21日
録音
1994年2月~8月
ジャンル
ポップ、ロック
時間
46分47秒
レーベル
ポリドール
品番
CD:POCH-1392 (1994.9.21)
CD [リマスター盤]:UPCH-1186 (2002.10.16)
SHM-CD:UPCH-1676 (2008.12.17)
プロデュース
チャート最高順位
週間4位(オリコン)
1996年度年間46位(オリコン)
登場回数58回(オリコン)
ゴールド等認定
トリプル・プラチナ(日本レコード協会)
概要
アルバムでは初のオリコンチャート入りを果たした(初登場14位)。
本作ではストリングスやホーン、シンセサイザーを若干抑え、
バンドサウンドを主体としたポップスとして仕上がっている。
エンジニアは宮島哲博。最初はミキシングのみ日本国外のエンジニアに依頼したが、
トラックダウンが済んだ後にメンバー間で話し合い没とし、
最終的にレコーディングを担当した宮島にそのままミキシングを依頼した。
発売当初、草野はインタビューで「初めてCDウォークマンで聞けるアルバムができた」
と語っていた。
過去に『オーロラになれなかった人のために』で、
女性の手のみの写真はあったものの、ジャケットに女性モデルを初めて起用。
このアルバム以降、女性モデルの起用が定番化した。
現在オリジナル盤は廃盤となり、
2002年10月16日に再発。音楽評論家平山雄一によるライナーノーツが封入されている。
収録曲
全作詞・作曲:草野正宗
1.たまご (3:26)
アルバムのレコーディング中に曲が足りなくて、
草野が「速い曲」と一緒に「中くらいの曲」として持ってきた。
これが「中くらいの曲」で「速い曲」とはスパイダーのこと。
しかしBPM的には「たまご」の方が速かったのだという。
2.スパイダー (3:44)
後に10thシングルとしてリカット。ライブでは盛り上がる楽曲として定番となっている。
仮タイトルは「速い曲」。
3.空も飛べるはず (Album Version) (4:30)
1996年にリバイバルヒットとなった8thシングル。
本作ではヴォーカルを録り直してリミックスしている。
テレビドラマ『白線流し』に使用されたのはこのアルバムバージョンである。
4.迷子の兵隊 (4:27)
前向きな歌詞だが闇の中という設定である。
草野曰く「迷子の兵隊への応援歌」。
5.恋は夕暮れ (4:58)
後にカップリング曲として『スパイダー』に収録された。
6.不死身のビーナス (3:21)
作った当初は「無敵のビーナス」というタイトルだった。
当時、ライブの盛り上げ曲として演奏されていた。
ライブでは「ネズミの街」という歌詞の「ネズミ」の部分を開催場所名に変えて歌っている。
7.ラズベリー (4:38)
8.ヘチマの花 (3:03)
トランジスターグラマーの寺本りえ子とのデュエット曲。
9.ベビーフェイス (Album Version) (4:11)
ホーンセクションを加えたアレンジで録り直したアルバムバージョンであり、
テンポも少し速めてある。全員でコーラスをするため、
サウンドチェック用の曲としてよく使われる。
10.青い車 (Album Version) (4:39)
9thシングル。本作ではリミックスされており、サビでハモりの処理が施され、
エンディングも短く編集されている。
11.サンシャイン (5:24)
辺見えみりが1996年のアルバム「流れ星」でカバーしている。
アナログ盤
Spitz Analog Disc Collection Vol.3として、アナログ盤が1997年3月3日にリリースされた。
イエロー・クリア・ビニール仕様。
しりあがり寿によるオリジナルコミックを収録。
曲順、構成は以下の通り。
Side ONE
1.サンシャイン
2.たまご
3.スパイダー
4.不死身のビーナス
5.ヘチマの花
6,空も飛べるはず(Album Version)
Side TWO
1.恋は夕暮れ
2.ラズベリー
3.迷子の兵隊
4.ベビーフェイス(Album Version)
5.青い車(Album Version)
‐ウィキペディアより抜粋‐